【イスラム教】意外と知らないナイジェリアの宗教紛争【ボコ・ハラム】

ナイジェリアでテロや襲撃を繰り返し、日本では女子生徒を誘拐したことで知られるイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」。

 

その勢力は今だ衰えることはなく、隣国への越境攻撃も激化させている。

 

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近年のナイジェリアの経済成長は目覚しいが、その反面、以前からイスラム過激派の暴動が度々起こっていた。

Boko Haram
Boko Haram / AK Rockefeller

ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムの活動は活発化している。しかし、その情報は日本で流れることもなくなってしまった。毎日のようにネットニュースではボコ・ハラムの蛮行を伝えている。

 

ナイジェリアはアフリカ最大の人口を抱えており、その分多種多様な民族と言語が混在するアフリカ最大の多民族国家である。

 

ボコ・ハラムはナイジェリアのタリバンと言われているが、ボコ・ハラム以前からイスラム教における宗教対立が起こっていた。

 

ナイジェリアの宗教紛争

南部はキリスト教・北部はイスラム教

ナイジェリアはアフリカ西部に位置し、イギリス連邦加盟国である。よって、英国の植民地と言う歴史がある。

 

ご存知の通り、ナイジェリアは15世紀中ごろヨーロッパ人は到来し、彼らは奴隷貿易を行なっていた。色々あってナイジェリアはイギリスの植民地となった。

 

ナイジェリアは南北まったく異なる宗教を信仰しており、北はイスラム教、南はキリスト教を信仰している。また、民族要素をいれると、北部のイスラム教圏には「ハウサ族」を主要部族としており、南部のキリスト教圏には「ヨルバ族」と「イボ族」が主要部族。

 

ナイジェリア北部のイスラム教

ボコ・ハラムの意味は「西洋式(非イスラム)の教えを禁じる」という意味だ。ハウサ語とアラビア語の禁じるという言葉を組み合わせた言葉。

 

ボコ・ハラムはイスラム国の建国を目指していると言われている。主な活動目的は以下の通り

  1. ナイジェリア政府の妥当
  2. (「ボコ・ハラム」発足地である)ボルノ州におけるシャリーア(イスラム法)施行
  3. 西洋式教育の否定などを標傍した。

また、アブバカル・シェカウは,2012年4月,ナイジェリアのジョナサン政権打倒を宣言した。(参考元)

 

ボコ・ハラムの活動目的の一つにボルノ州にシャリーアを施行すると主張している。イスラム法と言われているシャリーアで紛争が起こったことは意外と知られていないと思う。

 

イスラム法・シャリーア

シャリーアとはイスラム法とも言われているが、概要としてコーランと予言者ムハンマドの言行(スンナ)を法源とする法律。

 

このシャリーアは過酷な刑罰や奴隷制度を肯定していることで、イスラム教に対してネガティブな印象を与える要因にもなっている。

 

シャリーアはコーランとムハンマドの言行を元にし、イスラム法学者が法解釈を行うと言うもので、コーランには女性の地位も認めていたし、顔を隠せと明記してはいない。

 

ようするにシャリーアとはコーランよりもイスラム法学者の法解釈のほうにポイントが置かれてしまう傾向があるように思われ、そうなると一介の人間の解釈によって、法が左右されてしまうことになる。

 

ナイジェリアの宗教紛争・シャリーア紛争

先にも書いたがナイジェリア北部にはイスラム教徒が集中しており、ボコ・ハラムもナイジェリア北部のマイドゥグリで結成されたと言われている。

 

1999年ナイジェリア北部のイスラム教徒が多く占めるいくつかの州でシャリーア法が制定した。それによって、イスラム教徒とキリスト教徒が対立し始めた。

 

このシャリーア紛争は毎年多数の死者・負傷者を出している。シャリーア紛争はボコ・ハラムのテロ行為というものに名前を変え、未だにその勢力は衰えることはない。

 

来月ナイジェリアは大統領選挙を控えている。ボコ・ハラムの襲撃を恐れる有権者達は投票できないと見込まれ、選挙結果の正当性をめぐって混乱が起きると予想されている。

 

ボコ・ハラムによる避難民は100万人を超え、そのほとんどは身分証明書を持たず、大統領選挙で投票できないとみられている。

 

また、ボコ・ハラムは現政権の信頼性失墜を狙い攻撃はさらに続くと見込まれている。(参考元)

 

ナイジェリアの現大統領であるグッドラック・ジョナサン大統領は南部出身のキリスト教徒。来月のナイジェリア大統領選挙はイスラム過激派との宗教対立を意味しているような気がする。

 

参考元
wikipedia シャリーア
産経ニュース 過激派攻勢、大統領選に影 ナイジェリア、大量避難で

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