ミス・ホンジュラス遺体で発見。メキシコをはじめとする中南米の暗い闇

中南米ホンジュラスで行方不明になっていたミス・ホンジュラスのマリア・ホセ・アルバラドさん(19)と姉のソフィアさん(23)が射殺体で見つかったことを中米ホンジュラスの警察当局は19日に明らかにした。

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警察当局はソフィアさんの交際相手の男ら2人を殺人容疑などで逮捕し、犯行に使ったとみられる拳銃2丁と車を押収した。姉妹の遺体は同国西部サンタバルバラの山間部に埋められていた。姉妹は13日にサンタバルバラで開かれたパーティーに出席後、消息が途絶えていた。姉の交際相手の男は殺害動機として「姉が別の男とダンスしたことに腹を立てた」という。

中南米で美女が殺害される事件はさほど珍しいことでは無い。今回の誘拐事件は中南米が抱えている問題が少し見えたような気がした。
Miss Citrus Queen, Sally Ardrey, and Her Court: Winter Haven, Florida
Miss Citrus Queen, Sally Ardrey, and Her Court: Winter Haven, Florida / State Library and Archives of Florida

ホンジュラスをはじめ中南米の治安は悪いと言われている。世界一治安の悪い都市ランキングでは中南米が大半を占めており、その背景には中南米が抱える闇が潜んでいる。

 

中南米と麻薬の関係

「メキシコ麻薬戦争」と画像検索すると、白い粉、黒い武器、無残な死体画像が出てくる。メキシコといえばソンブレロを被ったマリアッチ。サボテンというイメージだったが、一体いつ頃からこんな感じになってしまったのだろうか。

 

ここで麻薬戦争のことはあまりにも長すぎるので書けないが、もともとコロンビアがコカイン供給を行っており、アメリカと国境を接するメキシコは中継地点として利用されてきた背景があった。また、メキシコはヘロインと大麻の主要生産地だったために、コロンビアの組織とメキシコの密売人達は協力は簡単に成功し、メキシコの麻薬密売人たちによってコカインをアメリカに売るための活動基盤を整った。

結果、コカインの生産・製造はコロンビア、メキシコが密輸・卸を行なうという役割が出来上がった。このような状況が長く続くわけ無く、いろいろあってコロンビアの麻薬カルテルは崩壊し、その一方でメキシコの麻薬カルテルの勢力が強まった。

それが1980年代の終わりごろで流通側であるメキシコは販売にも関わるようになり、いまや製造にも強い影響力を持つようになった。

 

 

次々誕生する麻薬カルテル

麻薬カルテルを野放しには出来ない。よってメキシコ政府はアメリカと協力して、メキシコの麻薬カルテルを取り締まった。今年の2月メキシコ麻薬界の大物、シナロア・カルテルのボス「ホアキン・グズマン」が逮捕されたのは記憶に新しい。

 

麻薬カルテルに対して、厳しい姿勢を見せたカルデロン政権は、多数の麻薬カルテルの幹部を摘発に成功した。しかし、その一方で復讐の連鎖はとまらず、麻薬カルテルにとっては他のカルテルが無くなれば、利権は自分の組織のものになるため、争いが止む気配がない。よって、メキシコ政府の対策は一定の効果はあったものの、カルテルを乱立させたことも事実。

 

ホンジュラスの闇

今回、殺害されたミス・ホンジュラスだが、ホンジュラスは近年治安の悪化が問題になっており、世界一治安の悪い都市の1位になっているのはホンジュラスのサン・ペドロ・スーラ。ここは首都に次ぐ第二の都市であり、経済の中心でもある。

 

ホンジュラスは、隣国が内戦のときも政権が安定した珍しい国だったが、2009年にクーデターを経験し、今では治安が一層悪化する事態になっている。その背景にはやはり麻薬という闇が潜んでいる。

 

ホンジュラスは北米への麻薬の中間地点であり、コロンビア産のコカインの80%はホンジュラスを経由すると言われている。また、メキシコに近いということもあって、メキシコの麻薬カルテルの人間が流入し、アジトまで発見された。そうなると麻薬関係の抗争も起こる。

 

そして、麻薬だけではなく、高い失業率や貧困、汚職、国家は頼りないという、いつ無政府状態になってもおかしくない状況に陥っている。

 

美女と麻薬

男は金と権力を手に入れたら、次は女というのが相場として決まっているものだ。それも美女と。

2012年メキシコのミスコンテストで優勝したミス・シナロアのマリア・スサナ・フロレス・ガメスさんは麻薬カルテルと警察の銃撃戦に巻き込まれて亡くなった。彼女はボーイフレンドの車から出るとき銃を手にして出てきた。「人間の盾」にされた可能性が高いという。

 

このボーイフレンドは今年逮捕された麻薬王ホアキン・グズマンの麻薬カルテルに所属していた。

 

女は危険な男に惹かれるわけではなく、ブランド品や宝石に目がくらんでしまう。中南米は貧困が問題になっているため、金に目がくらんで麻薬カルテルのメンバーと付き合うものもいる。

 

2008年には同じミス・シナロアのラウラ・スニガという女性は麻薬密売人と一緒に逮捕された。そのとき車内には不法所持のライフルと現金53000ドルと大量の携帯電話があり、有罪の証拠が見つからなかったために、彼女は釈放された。

 

麻薬カルテルに利用される美女

「コカインの女王」と言われ、麻薬密輸のための女性グループを率いていたコロンビアの元モデルのアンジ・バレンシア。彼女はメキシコの麻薬カルテルの元妻だった。そして、ファッションショーに出演する女性に声をかけては、麻薬カルテルに誘っていた。

 

これ以外にも「太平洋の女王」サンドラ・アヴィータ・ベルトランはコカインの密輸に失敗したが、証拠不十分で無罪になった。

 

美しさが命を縮める

しかし、麻薬カルテルと関わるということは命を危険にさらすということでもある。

麻薬の運び屋として利用され、縄張り争いに巻き込まれ、敵対する組織に殺される危険は常にある。

 

麻薬カルテルの手荒な話はしばしば聞くが、誘拐しレイプビデオを撮影する、スナッフビデオを作るという話は絶えない。

また、カルテルの愛人を断ったために殺される、家族を人質にとられるということもある。

今回のミス・ホンジュラスが殺された動機は嫉妬ではなく、このような闇が背景にあったかもしれない。
参考元
FNN NEWS
AFP BB NEWS
ロイター
一瞬のホンジュラス
激ヤバ地域
腹筋崩壊ニュース
AFP BB NEWS ミスコン優勝美女と麻薬組織の危険な関係、メキシコ

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