牛の食肉処理、牛肉の所持を禁止。インドの新州法

インド西部にあるマハラシュトラ州で、牛の食肉処理さらに、牛肉を所持することを禁止する法律が3月4日に施行された。この新たに施行された法律は厳格な内容になっており、牛肉を所持しただけで、禁錮5年が化せられる可能性があるという。
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P1000463 / kashin1234


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インドで牛は神聖な動物

水牛OK,牛NGです

インドはヒンズー教徒が大半を占めている。ヒンズー教徒は元々不殺生を旨としている宗教のため、よって、牛肉以外の肉全て忌避する傾向があり、敬虔なヒンズー教徒はベジタリアンだという。

 

特に牛はシヴァ神の乗り物ということがあって、インドでは神聖視されている。今回の親州法はすでに複数の州で導入されているという。インド西部のマハラシュトラ州は商業都市、国際都市としても有名なムンバイがあり、今回施行された法律は他の州に比べて罰則が厳しい。

 

今回の新法には牛肉販売と所持を禁止し、違反した場合は、禁錮5年または1万ルピー、日本円にしておよそ2万円の罰金が科せられるという。インドの商業都市ムンバイの平均月収(額面)は日本円にして2万8400円(参考元)だから、単純に考えてもほぼ一ヶ月の給与分の罰金になる。

 

インドのメディア、インディアン・エクスプレスによると、約20年前にマハラシュトラ州議会で可決されていたものの、大統領の承認が得られなかったため施行に至っていなかった。

 

牛を神聖視する一方で、インドは牛肉の輸出トップだといわれている。インドは世界有数の牛の輸出国なのだ。インドが輸出している牛とは「水牛」だ。インドで牛肉といえば水牛を指し、海外ではキャラビーフと呼ばれている。インドが牛肉の最大輸出国となった背景には、アジア諸国やアフリカ諸国で水牛肉の受け入れが増加していることがある。

 

また、インドでは水牛が宗教上の制約がない上に、乳製品が好まれる。そのことから水牛を乳牛として飼育し、搾乳が出来なくなると輸出用の牛肉になる。水牛を牛肉に含めると、インドにおける消費量も多い。これはヒンズー教徒以外の宗教信者もインドにいるというのも関係していると思われる。

 

今回インドで新しく施行された牛肉の法律は、ソーシャルメディア上では多くの人たちが様々な側面から意見を闘わせているという。

 

参考元
AFP BB NEWS 牛肉所持で禁錮刑に、インドの州で新法施行
INDO WACHER ビジネスプレミアム 牛肉の輸出量、インドは今年も世界1位か
MONEY Zine インド、世界有数の牛肉消費・輸出の不思議マクドナルドは「ビーフ0%」で250店舗展開

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