インドで女として生きるということ。インド強姦事件の背景

ヨガとガンジス川、そしてIT大国等と言った多様な側面を持っている、混沌とした国・インド。

 

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そのインド東部コルカタ(カルカッタ)で日本人女性が現金を奪われ、約3週間にわたり監禁・強姦を受ける事件が発生した。

 

インドでは性犯罪が大きな社会問題になっている。

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India-6206 / archer10 (Dennis)

現代インドは数学が強く、IT大国であり、人口が中国についで最も多く、勢いのある国の一つだと思う。しかし、どんな国にも問題を抱えており、インドも例外ではない。

 

その一つが強姦事件から見えた女性の捉え方だと思う。

 

インドで女として生きていくこと

「強姦大国」インド

インドでは女性に対する暴力を暴力だとみなしてはいない。よって、インドで起こっている強姦事件はじめとする女性に対する暴力は、暴力とさえみなされないことがある。

 

暴力とさえみなされないと言うことは、女性に対する暴力はインドの日常生活の一部として認識され、当たり前のこと思われている。

 

そんな「当たり前のこと」の認識が変わりつつある事件が、2012年12月のインド・デリーで起こった。

 

映画を見た帰りにミニバスに乗り込んだカップルが集団で暴行を受けた。女性は激しい性的暴行を受け、内臓に重傷を負い後に死亡した。(参考元)

 

この事件を切っ掛けで「強姦大国」インドと呼ばれるようになった気がする。また、この事件によってインドでも強姦事件を取り上げられるようになった。

 

インド・デリーの強姦事件は2014年は30%も急増した(参考元)という記事を見つけたとき、女性の強姦事件を事件として取り扱ってくれるようになっただけではないかと推測している。

 

インドは女性に対しての暴力を暴力と思っていない。よって事件にもならない。

 

先述した強姦事件は欧米メディアで詳細に取り上げられ、インドで外国人女性の強姦事件が多発していると報道された。もちろんそれら対する反発があることは確か。

 

要するにインドが野蛮な国であり、男尊女卑大国だという、女性に対しての捉え方は未熟だといっていることになるからだ。

 

 

インドでは女性の暴力が事件にならない。

India - Chennai - busy T. Nagar market 1
India – Chennai – busy T. Nagar market 1 / mckaysavage

1960年代に表れたインド英語にイヴ・ティーシング(Eve-Teasing)と言うものがある。Eveはアダムとイヴから来ているかはわからないけれど、Teasingはいじめる、からかうと言う意味。

 

 

意味は「容姿などついてコメントする、わいせつな身振りをする、卑猥な声をかけるといった好意から体を触る、服を破ると言ったセクハラ行為」といわれ、痴漢行為と解釈される事もある

 

 

しかし、攻撃的で暴力的。それは痴漢行為を逸脱していると思われる。

 

 

これが行なわれる場所は、不特定多数の人が集まる公共物やショッピングオール、学校、映画館、職場、祭りといった場所で典型的な被害者はそのような場所で一人でいる女性で、加害者のほうが複数の場合が一般的

 

 

うまくあしらうことが出来なかったら、強姦事件に発展することもあり、2012年のデリーの事件はイヴ・ティーシングから集団強姦事件に発展した見方が強い。

 

 

一応、このことについて、法的な整備が進んでいるが、数は減ってはいない。大きな事件に発展しない限り、司法・警察は問題として扱わず、その上、イヴ・ティーシングについて積極的に動いては来なかった。

 

 

インドで女として生まれてくることの重荷

インドでは女性に課せられる義務が多い。結婚をしたら出産、家事、育児等の義務が当たり前に課せられるが、インドでは結婚前に不当な暴力によって殺されることは少なくない。

 

 

親が決めた結婚を拒否した、駆け落ちした、男性と性的な行為を持った女性に対しての暴力が名誉に基づく暴力だ。これは親族一同の名誉を守るために面汚しの女に対して行なわれる暴力。暴力と書いているけど暴力で終わればいいほうで、ほとんどは殺される。

 

 

インドで女として生まれてくるのは大変なことで、生まれる直前から殺される可能性がある。インドでは、結婚のときに持参金を用意しなければならず、花婿側の要求を飲めない場合花嫁は殺される。

 

 

これはダウリー殺人と呼ばれている。持参金は花嫁側に側にとっては非常に大きな経済的な負担になり、莫大な借金を抱えることは少なくはない。そうなると女の子を産むと言うことは損と考え、中絶をしてしまうのだ。

 

 

中には親の負担を考え自殺をする女性もいる。

 

 

加害者側の主張

強姦やイヴ・ティーシングと言った性犯罪の加害者は圧倒的に40歳以下が多い。また社会背景のとして農村から、都会に移住してきた粗野な男達であると。彼らは常に性的欲求不満を抱え、メディアは性的な魅力を強調する女性像を撒き散らす。

 

 

街を出歩くと、女性達が自分と同じ列車やバスに乗り一人で移動している。それに対して、加害者達は苛立っている。

 

 

彼らたちは女性のいる場所は家庭であり、欧米人女性のような格好は恥ずかしいこと。インド女性のらしくしろと思っているに違いない。

 

 

強姦を正当化するもの

インドの強姦事件は、男が女に対して行なう懲罰と認識できる。よって、インドでは伝統的な男性社会を揺るがす女が悪いと思っているのだ。

 

 

だから、持参金が少ない女が悪く、自分たちの社会に入ってきて秩序を乱す女は強姦されて当然だと思っている。また、性的魅了を振り撒く外国人は売春婦同然。

 

 

デリーでの集団強姦事件では夜遅くまでカップルで出かけたということで、集団強姦を受けても当然だと言う意見も出ている。

 

 

しかし、不当な暴力を振るうことは決して許されることではない。

 

 

参考元
CNN.co.jp 日本人女性への集団強姦、恐喝で男5人逮捕 インド
BOLOGOS 現代インドにおける女性に対する暴力-デリーにおける集団強姦事件の背景を探る-田中雅一
IndiaJapanCompany 【インドをよく知る】

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