フグ毒の数十倍!アオブダイの毒で70代女性が死亡

宮城県内の70代女性が、2月18日に猛毒のパリドキシンによる食中毒で死亡したという。

 

この女性は今月の16日にブダイ科と思われる魚の煮つけを食べ、翌日に病院を受診しそのまま入院を下が、血液検査の結果、腎不全などの症状が見られたことから、女性はパリトキシによる食中毒と診断され、18日に死亡した。
 
アオブダイ
アオブダイ / bocagrandelasvegas


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アオブダイの毒・パリトキシン

綺麗でおいしい魚には毒がある

綺麗な魚アオブダイ。岩礁やさんご礁に生息する綺麗な魚だ。歯が特徴的で鳥のくちばしのような形をしており、あごが強く、人間の指ぐらい簡単に噛み千切れるという。

 

強靭のあご持っているため食用は雑食。甲殻類、貝類など硬いものも食べるが、スナギンチャクというやわらかいものも食べる。このスナキンチャクには有毒成分パリトキシンがあり、それをアオブダイが食べることによって、有毒成分が肝臓などに蓄積されてしまう。

 

この有毒成分パリトキシンは生物が有する自然毒の中でも最強の猛毒とも言われているらしく、フグ毒「テトロドトキシン」のおよそ70倍の強い毒性。

主に肝臓に有毒成分パリトキシンが蓄積されるが、筋肉部位にも存在することもあり、加熱や水洗い処理をしても毒は失われることは無い。

 

アオブタイが有毒化してしまう理由は先にも書いたとおり、スナギンチャクを食べる食物連鎖。よって、このスナギンチャクを食べた魚は有毒化してしまうことになる。よって、アオブダイ以外にもパリトキシンによる中毒事故が起こっており、ウミスズメやカワハギ科のウスバハギ、モンガラカワハギ科のクロモンガラでも中毒事故が起こっている。

 

パリトキシンの食中毒を避ける有効な方法は、アオブダイを食べないこと。理屈としてスナギンチャクが無いところでは有毒化しないと思うが、温暖化が進み気候変動が目に見えて起こっていることを考えると、中毒事故を起した魚を食べないことが一番だと思われる。

 

 

沖縄県ではアオブダイを食べられていると思われがちだが、沖縄県で「イラブチャー」と呼ばれアオブダイと私達が思っている魚は、ナンヨウブダイやヒブタイといった別種。
 
馴染みの無い魚は手を出さないほうが無難かも知れない。
 
参考元
wikipedia アオブダイ
日テレ NEWS24 ブダイ科の魚で食中毒、70代女性が死亡
日々裕々 アオブダイのパリトキシンによる横紋筋融解症
東京都福祉保険局 食品衛生の窓 見慣れない魚にご用心!~有毒魚介類による食中毒~

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