おいしいチョコレートの原材料カカオ。カカオ豆よりも他の作物のほうが儲かる。BYカカオ豆農家

おいしくて、世界中の人々から愛され、必要とされているチョコレート。そのチョコレートが世界中で不足し始めているという。

 

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日本では昨年の2014年7月にチョコレートが値上がり。特別にチョコレートが高くなったとは感じないが、調べてみると、チョコレートのカカオは世界的に不足し始めているという。
 
Costa Rica. On the Chocolate Tour
Costa Rica. On the Chocolate Tour / EverJean

チョコレートが食べれなくなるかも知れない。

チョコレートの市場が大きいが、原材料のカカオ農家は儲かっていない

コーヒーとタバコと言うのは、至福の時間を与えてくれるコンビネーションだが、それに等しいコンビネーションがコーヒーとチョコレート。

 

そのチョコレートが将来食べれなくなるという事態に陥っているという。

 

昨年の7月大手菓子メーカーがチョコレート菓子の価格を引き上げた。値上げをした理由はチョコレートの原材料のカカオ豆の価格が高騰しているためだ。

 

スーパーやドラッグストアをほぼ毎日利用する人なら、チョコレートが特別高くなった気はしないかもしれないが、昨年は消費税が上がったこともあり、内容量を減らし値段を据え置く対応するメーカーも多かった。また、流通の関係で値段を抑えていることもしていると思われる。

 

国際ココア機関(ICCO)によるとカカオ豆の価格は2013年3月から上昇続けており、今後5年にわたりカカオ豆の需要が生産を上回ると予想している。

 

アメリカの大手食品会社「マース」社(スニッカーズやM&M)とスイスにあるカカオやチョコレート製品を扱う多国籍企業のバリーガレボー社によれば、2013年の世界のカカオの消費量は生産量を上回ったという。

 

この2社によるとこのままの状態だと、2020年には世界が求めるカカオの量のほうが、カカオの生産量よりも100万トン多くなる見込みで、その差は段々広がりその10年後、2030年には不足量が2倍の200万トンになると予想。

 

チョコレート不足の原因は色々あり、中国やインドといった新興国に需要が拡大していることや、地球温暖化による干ばつやカカオの木が罹る病気の拡大といったものがあるが、注目したい原因の一つに、カカオ豆を生産しても利益にならないという点がある。

 

チョコレートの重要な原材料である、カカオ豆。これは生産しても利益にならないのだ。よって、カカオ農家はもっと収益性の高い作物を生産しようとするカカオ農家が増えているのだ。

 

全世界1100億ドル規模といわれるほどチョコレート市場は大きく、今後も大きくなっていくだろうと思われる。しかし、カカオ豆農家は貧困状態だ。世界一のカカオの輸出国と言われているコートジボワールでは人材費を抑えるために、約80万人にも及ぶ児童がカカオ産業に就いているといわれている。

 

チョコレートの売り上げの内訳を見ると70%が製造元に行く、それは商品開発やマーケティングや調査に使われ、生産者に入る収入は極わずかしかない。コートジボワール政府は2012年に、農家から売られるカカオの価格を最低でも仲介費などを含めた、国際市場価格の60%以上とするとした。

 

要するに、カカオの価格を1キロ当たり1.5ドル以上にすること。

 

この改革は十分とはいえないが仲介やトレーダーに左右されず収入が予測しやすくなった。カカオ豆の生産を促すためには、さらにカカオの価格を引き上げが必要だという。

 

カカオ豆がなくなって困る食品メーカーはたくさんいるのなら、カカオの木を大量に栽培すればいいと思うが、カカオは面倒くさい植物で、大きくなるまでは他の木の陰で育成しなければならず、単一の作物を育てる、プランテーションには向かないのだ。そのため、家族経営、自給自足的な小規模経営農家が携わっていることも多い。

 

チョコレートは世界中で愛され消費されており、多くの食品メーカーは高品質のカカオ豆を必要としている。これはカカオ豆農家にとっては貧困から抜け出す希望でもある。政府やNGO、チョコレートメーカーは今、カカオ産業を維持するために、カカオ農家を支援している。

 

参考元
CNN.co.jp チョコレート産業の裏側、なぜカカオ農家は豊かになれないのか
CNN.co.jp ココアノミクス――チョコレート産業の包みの中は?
The Huffington Post チョコレートが7月から値上げ 「他の作物つくるほうが儲かる」カカオ生産者
The Huffington Post チョコレートが絶滅の危機? 2020年にはカカオが100万トン不足

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