【水酸化ナトリウム】ストーカー男・女子高生の顔に水酸化ナトリウム水溶液をかける【苛性ソーダ】

登校中の高校3年生の女子生徒に水酸化ナトリウムとみられる劇薬の溶液を浴びせ、顔などにやけどを負わせたとして、傷害容疑で住所・職業不詳の上村宜弘容疑者(43)を逮捕した。

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上村宜弘容疑者は「なぜ逮捕されたのかわからない」と容疑を否認していると言う。
Sodium Hydroxide 6mol Corrosive Lab Chemicals
Sodium Hydroxide 6mol Corrosive Lab Chemicals / maticulous

この事件は大阪府高槻市で起こった事件だ。決してアシッド・アタックが頻発している、中近東やアジア諸国ではなく、日本でこのような痛ましい事件が起こってしまった。

 

水酸化ナトリウムの怖さ

過去に女子高生へのストーカー行為で逮捕されていた・上村容疑者

victims of acid attacks
victims of acid attacks / Sand Paper

容疑を否認している上村容疑者は、被害者女子生徒とアルバイト先で知り合い、つきまとい行為を起こし、大阪府警がストーカー規制法違反容疑で検挙されていた。

 

約1年前から定期的に被害者と連絡を取っていたが、その後の接触が確認されず昨年12月に打ち切り。

 

1月19日、村上容疑者は女子生徒に水酸化ナトリウム水溶液とみられる液体をかけ怪我をさせた疑い。女子生徒は顔面や手にやけどを負い、介抱をしていた別の女子生徒も液体に触れ、手にやけどを負った。

 

軽いやけどですんだ。のか?

ストーキングの末にアシッド・アタック(酸攻撃)これは、中近東やアジア諸国の話ではなく、日本で起こった事件だ。被害者である、女子生徒は18歳。高校三年生だから、大学受験を控えていただろうし、もしくは就職間近だったかもしれない。

 

この事件を調べてみると、顔面に吹きかけ軽いやけどを負ったという報道もある(参考元)
しかし、進学であれ、就職であれ社会に出る間近の女性の人生に大きな影響を与えたのは間違いない。

 

水酸化ナトリウム水溶液ってなに?

今回、凶器として使用されたと思われる、水酸化ナトリウム水溶液。これは粒状の水酸化ナトリウムに水を加え、水溶液にしたもの。基礎工業薬品の一つとして多様面で使用されている。苛性ソーダと呼ばれることが多い。

 

固形石鹸を作るときに水酸化ナトリウムが用いられ、薬局などで購入が可能だが、水酸化ナトリウムは劇物に指定されている。

 

被害にあった女子生徒はやけどを負ったと報道されていたが、このやけどは「化学火傷」と呼ばれるもの。水酸化ナトリウムは強塩基(強いアルカリ性)でたんぱく質を腐食する作用を持つ。

 

よって、水酸化ナトリウムを皮膚に付着したままにしておくと、ぬるぬるとした症状が現れる。これは皮膚が水酸化ナトリウムによって溶かされているため。もちろん眼に入った場合は失明する恐れがある。

 

水酸化ナトリウムが指先についただけで、ぼろぼろにばるのに顔についたら、どうなるかぐらいは想像つくだろう。応急処置としては、水をかける。水で30分間以上洗い流す。

 

濃硫酸よりも怖い水酸化ナトリウム

化学薬品が付着し起こる火傷を化学火傷と言われ、これは熱による火傷より度合いがひどく、治りにくい場合が多い。

 

例えば濃硫酸による化学火傷の場合、「きわめて強い吸水性」と言う性質から、皮膚のたんぱく質から水素と酸素(水)を奪い取り、炭素だけが残る。よって、硫酸に触れた場合は、皮膚以外のところから、水を与えればよい。

 

しかし、水酸化ナトリウムの場合、酸性ではなく強アルカリであり腐食性物質。たんぱく質そのものを破壊する。そのため、皮膚から水酸化ナトリウムが取り除けなかった場合、皮膚の奥深くまで浸透し、最悪の場合は骨まで到達する。

 

因みに、人間の皮膚はアルカリよりも酸に対する耐性が強いと言われている(お肌は弱酸性)濃硫酸よりも水酸化ナトリウムのほうが怖いと言われているようで、それほど人体に破壊力があるのだろう。

 

被害にあった女子生徒の火傷が軽いものであってほしい。

 

参考元
ガジェット通信 女子高生に劇物、顔やけど=ストーカー行為の容疑者逮捕―大阪府警[時事]
パコの手作り石けんのあれこれの雑記 苛性ソーダの火傷の応急処置法、そして豆知識。

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