新疆ウイグル自治区でブルカ禁止。中国はイスラム過激派テロに便乗している。

1月7日パリで風刺週刊誌「シャルリー・エブド」本社をイスラム過激派兄弟が襲撃した。このイスラム過激派テロ事件の3日後、新疆ウイグル自治区のウルムチ市内でイスラム女性がブルカの着用を禁止する法案が可決されたと言う。

Ban the Burqa
Ban the Burqa / BeauGiles

中国でイスラム教徒が多く住む、新疆ウイグル自治区。この地域はかつて、東トルキスタンという国であり、中国が侵攻し占領された土地だ。

 

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よって、度々新疆ウイグル自治区では中国からの独立運動が起こり、大規模な暴動が起こっている。

 

ブルカ禁止

中国がブルカを禁止した理由

新疆ウイグル自治区はイスラム教徒が多いウイグル族と、中国から移住した漢族との間で暴力対立が相次いでいた。今回のブルカ禁止法案は相次ぐ暴力事件への対処だと言う

 

容疑者がブルカを悪用し、全身を隠し逃走するのを防ぐことが狙いとしている。要するにブルカ禁止法は治安対策だという

 

イスラム教の慣習は禁止

新疆ウイグル自治区のカラマイ市ではスポーツ行事の開催にあわせベールや大きなひげを生やすと言ったイスラム式の服装や相貌にする住民による公共バスの利用を禁ずる措置を取っていた。

 

また、イスラム教徒のラマダンでも学生や公務員らに断食を行なうことを禁止し、ウルムチ市内のバス停には治安要員が配備され、服装検査や違反者の警察への通報を行なっていた。

 

ブルカとは明記してない

今回可決した法案には「ブルカ」と明記されていない。ただ、公共の場所で覆面の上っ張りを着用することを禁止する規定であり、要するに人間の顔を覆うようなものを着てはいけないということだ

 

ブルカとはアフガニスタンなどの女性用民族衣装となっており、その次に顔の露出が見えないのはニカブ。これは湾岸アラブ諸国で見られる衣装。同様にアバヤというものもある。

 

新疆ウイグル自治区のイスラム教徒女性の格好を検索してみたが、地域性の問題もあり、ブルカを着用している人はおらず、スカーフを真知子巻きにしているような感じだった

 

フランスのブルカ禁止法

フランスはカトリック聖職者が学校を支配しており、政教分離を行なうため、宗教的象徴物を身に付けることを生徒や教師に禁止しており、2004年にはこの法律を根拠に公立の学校ではブルカの着用を禁止する判決が下った

 

その後2010年には新たに公共の場で顔を隠すことを禁ずる法律が制定された。この法律の内容は中国が今回制定したブルカ禁止法と変わらないという

 

フランスと中国ではこのブルカ禁止法に至る背景が大きく異なることは明らかで、中国の禁止法は新疆ウイグル自治区を弾圧する手段にしか見えない。

 

イスラム過激派テロに便乗した中国

中国はパリのテロ事件の本質を理解せず、テロ対策と言う名目で今回のイスラム過激派のテロに便乗したのだ。

 

中国は共産主義国家だから、宗教を否定しているが、中国側はすでにイスラム教徒=悪というイメージ戦略を行なっていると思う。今回のような姑息なやり方はウイグル族とイスラム過激派の神経を逆なでしているだろう。

 

武力で新疆ウイグル自治区の問題を押さえ込むのはもう不可能な状況まできているのかもしれない。

 

今回のブルカ禁止法は顔を公共施設で隠してはいけないと言う内容だったが、日本人の多くはマスクで顔を隠している。マスクの着用が禁止という法案が可決されたら、反発が起こるのだろうか?

参考元
JBPRESS フランスより中国の方がずっと危ない理由
日本経済新聞 中国・新疆、ウルムチ市内で「ブルカ」着用禁止
CNN.co.jp 中国の新疆でイスラム教徒の「ブルカ」着用禁止、公の場で

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