母乳で育つと頭がよく、高収入になる。母乳バンクってどう思いますか?

乳児期に母乳で育てられた子どもは、成人してから知能レベルと収入が高いといった研究論文が、3月18日の英国医学専門誌ランセットに掲載された。

 

2013年7月に日本初となる「母乳バンク」がスタートしたが、母乳とは一体どういうものなのか意外と知らない人も多い。
Her very first lunch
Her very first lunch / malmesjo


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母乳で高IQと高収入の子どもになる?

お母さんの与える愛情が一番です。

母乳が乳幼児に良いことは以前から言われていることで、度々完全母乳で育てたほうが良い、粉ミルクは乳幼児に足良くない。といった保守的な考えがインターネットのトピックスにあがる。しかし、仕事を持っているお母さんや母乳の出が悪いお母さんは完全母乳が正直厳しいというもの。

 

今回の研究結果は「母乳が赤ちゃんのために良い」という説は古い考え、迷信染みているような気もしたが、母乳育児に科学的な根拠が加わったようだ。

 

今回、母乳育児に科学的根拠を加えたのはブラジルのペロタス連邦大学。研究声明のなかで、脳の発展と子どもの知能に母乳教育が影響を及ぼすことは既に知られているということを前置きし、今回の研究によって、母乳を与える期間が長ければ少なくとも30歳になるまで知能の向上が示されたと主張。

 

これが、教育面での成果や収入獲得の向上につながるという。母乳の影響は健康面だけではなく、社会的なことにも影響を与えているとのこと。

 

オルタ氏いわく、母乳に含まれるDHAが乳幼児の脳を発展させ、知能に有益な影響を与えると見解を示した。DHAは脳の発達に欠かせない栄養素で、青魚に多く含まれていることは有名だ。乳幼児は直接、魚を食べること出来ないので、代わりに母乳でDHAを摂取しているのだろう。

 

さて、母乳が乳幼児に良いことはわかったが、母乳が最も必要なのは新生児ということはあまり知られていない。2013年に昭和大学医学部小児科で日本初となる「母乳バンク」が設置された。

 

母乳バンクは欧米各国や中国、フィリピン、トルコなどでも設立されており、新生児には欠かせないなのだ。母乳バンクとは他のお母さんから提供された母乳を、母乳を必要としている新生児に与えるというもの。日本でも「貰い乳」というものがあった。お乳の出が悪いお母さんや、結核や病気のお母さんなどは母乳を与えられない。よって他のお母さんから母乳を分けてもらうというもの。

 

近年は低体重で生まれてくる新生児が増加しているという。早産で生まれてきた場合はお母さんも母乳を出す準備が出来ていない場合がある。小さく生まれた新生児は臓器も未熟なため、腸に穴が空く、壊死性腸炎や慢性的な肺の病気に罹患するリスクが上がる。母乳にはこのようなリスクを下げると下げるといわれているのだ。

 

母乳は感染症の考えから粉ミルクが一般的使われていると思われがちだが、新生児の腸は粉ミルクのたんぱく質をうまく吸収できず、消化器官に負担がかかるといわれている。

 

お母さんなら知っていると思うが、母乳は血液を原料にしている。そのため、お母さんの身体的、心理的な影響がそのまま母乳となって現れてしまう。よって、感染症といった心配が出てきてしまうもの。以前海外ニュースで、北欧のどこかの国で母乳バンクに母乳を売って車を購入したお母さんの話を聞いたが、母乳とは血液そのものなのだ。

 

母乳バンクの歴史がおよそ50年あるフィンランドでは毎朝、母乳を余っているお母さんから母乳を集め、消毒を行っており、米国や英国も地域の産科と協力し、厳しい基準の下、母乳を提供してもらっているという。日本は今後母乳バンクが重要になってくるだろう。

 

しかし、母乳だけの育児に執着するのも考え物で、お母さんが赤ちゃんのために出来ることをしてあげればいいことだと思う。

 

参考元
AFB BB NEWS 母乳で育つとIQも収入も高くなる、ブラジルの大学が研究
妊娠・妊活ニュース 高齢出産による低体重児を救え!母乳バンク設立目指しセミナー開催
朝日新聞 DIGITAL 日本初「母乳バンク」誕生 昭和大、低出生体重児に対応
ひだまり通信 日本初の「母乳バンク」スタート

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