白は縁起がいい。人間も同様に縁起がいい。タンザニアで行なわれるアルビノ狩り

Raccoon Dogs: Tanuki;たぬき、信楽焼き

Raccoon Dogs: Tanuki;たぬき、信楽焼き / Nullumayulife

「緑のたぬき」ではなく「白い」たぬきが三重県大紀町の大内山動物園に仲間入りした。名前は「ポンちゃん」

白いタヌキの出没は度々報道されるが、今回大内山動物園に仲間入りしたポンちゃんはもともと色素が欠乏している突然変異種。2013年に鳥取県で捕獲された白いタヌキは体毛が白いだけの白変種。捕獲された当初は白は縁起がいいと話題になった。

縁起の良い白い色は動物だけではなく人間にも現れ、アフリカ東部のタンザニアでは今でも「アルビノ狩り」が行なわれているという。

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アルビノといえば、実験用マウスや白ウサギを思い浮かべると思う。

 

アルビノの共通点といえばメラニン色素を作る遺伝子が欠損しているため、色が無い。そのため白い色をした固体になる。また、色素が無いため目が赤い。その理由はアルビノの固体には色素が無い、もしくは少ないため毛細血管が透けて虹彩の色が赤く見えるため。

 

そして、希少性という点だろう。

 

自然界でアルビノ種が少ない理由は、周囲の環境に溶け込んでないため天敵に襲われやすい。よく、虚弱体質といわれているが、多くは天敵に襲われやすいというもの。また、色素がが無いため皮膚がんになるリスクも高い上に日光による視覚障害をおこしやすい。

 

よって、これらゆえにアルビノの数は圧倒的に少ない。

 

人間のアルビノも白い

 

世界初のアルビノ男性モデルでもあり、アフリカ系アルビノのでもあるShaun Ross。

 

アルビノは種族、人種問わず発生するが、アフリカ東部のタンザニアの発生率は1400分の1とされ、世界平均の2万分の1を考えると異常に高い。アルビノの発生率の高い背景には差別というものがある。よってアルビノの多くはアルビノ同士で強制的に結婚させられている。そのためタンザニアではアルビノの発生率が高いといわれている。

 

動画からわかるように、色素が無いため、色が白く見えるが、アフリカ系の身体的な特徴は備わっている。

 

アルビノ狩りの実態

タンザニアがあるアフリカ東部では古くからムチャウイと呼ばれる呪術師が存在し、彼らは人々の生活には欠かせない存在として、絶対的な影響力を持っており彼らはアルビノは神聖なものと考えている。

 

彼らたちはアルビノの人肉は権力や幸運をもたらし、アルビノの人肉から作られた妙薬は様々な効能があるとされている。身体以外にも妙薬は使われ、鉱脈を見つけたいものは地面に薬をまき、大漁を願ってカヌーに塗ったりする。アルビノから作った薬は幸運を呼ぶ魔法の薬なのである。

 

また、薬以外にも、アルビノの髪を編みこんだ網は魚をよく捕まえ、体の一部を持って鉱山に行くと金を掘り当てられると信じられている。

 

このような幸運のお守りのためや、薬の材料のためにアルビノの狩りが行なわれている。

 

アルビノを殺害し遺体を切断したら、呪術師たちに売るケースをが後を後を絶たない。タンザニア政府はアルビノの殺害をやめようと啓発活動を行なっているが、闇市場で高値でアルビノの身体が売買されている現状である。平均年収が日本円で30万円台のタンザニアでは四肢と性器、鼻および舌が含まれた状態でおよそ670万円で取引されるそうだ。

 

強姦され手足を切り落とされるアルビノ

HIVやエイズの蔓延により、アルビノと性交渉をすればエイズが治ると信じられており、幼い子どもや女性が強姦される問題が起きている。また、アルビノを誘拐・殺害したとして死刑判決を言い渡された事件のあと、死刑判決を免れるために、腕や足の一部を切断する事件が多発した。

 

体の一部を切り落とすのは場合は殺害にあたらないため、死刑判決を受けることがないからだ。

 

アルビノはアフリカでは生き辛い。

タンザニアのアルビノたちはアルビノ狩りから逃れたとしても、問題は山積みだ。

手足を切り落とされ生存できたとしても、障害が残り自立が困難になる。また、アフリカの強い日差しはメラニン色素がない、または少ないアルビノたちには皮膚がんを引き起こし、虹彩に色を持たないアルビノたちは視覚障害も引き起こす。

 

炎天下の農作業は非常にリスクが高い。

 

彼らたちはアルビノ狩りから逃れたとしてもアフリカの環境に順応できないのが現状なのだ。

参考元
日テレNEWS 24
一般社団法人 宮島観光協会 しか・たぬき
西日本新聞
「劣性遺伝」と「優性遺伝」について~アルビノを正しく理解する~
ハピズム
世界の憂鬱
ナショナルジオグラフィック ニュース

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