年の瀬は悪口をおおっぴらに言える。奇祭悪口まつり。

京都の鞍馬山、奈良の信貴山と並び日本三毘沙門天の一つ、栃木県の足利市では大岩毘沙門天では、毎年恒例の「悪口まつり」が大晦日から元旦にかけて開催される。

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日本の奇祭の一つとして有名だが、調べてみると悪口を言い合う祭りは全国にあるようだ

 

Temple Palanquin
Temple Palanquin / A.Davey

腹が立つ人間に悪口を大きな声で言いたくなるときがある。公で悪口が言えるわけでなし。それなら陰で言うしかなく、それは陰口になってしまう。

 

決して有益なものではない悪口だが、世界は広いもので。悪口を言ってもよい祭りが存在する

 

悪口祭り

日本三大悪口まつり

ここのサイトが日本三大悪口祭りを決定していた。以下の3つの祭りがそうらしい。

 

  • いどり祭り(石川)
  • 摩多羅神祭(岩手県)
  • 悪口まつり(栃木県)

 

 

決定基準を読むと「悪口を言う祭りで、かつ伝統的なもの」らしい。

 

 

石川県いどり祭り

石川県の能登で毎年11月7日に菅原神社で行なわれる、餅の悪口を言うみょうちきりんな祭りである。

 

6つの町内が交代で当番になり、男子のみで作った大小の餅を神前に供し、明年度大鏡餅を作るべき当番のものを陪賓とともにもてなすのだが、陪賓は鏡餅や他の餅について難癖を付ける争い、ころあいをみて神主が仲裁に入るという祭り。

 

 

元々このいどり祭りの「いどる」とはいじめる、けなすと言う意味。この悪口まつりのいどり祭りは八講会(はっこうえ)と呼ばれる当屋制による新嘗際の一つ。餅の悪口を言う、450年も続く神事。

 

 

岩手県 摩多羅神祭

1月20日ごろに岩手県の毛越寺で行なわれる。悪口まつり。

 

演じる寺僧に見物人が悪口を言うしきたりがあり、かなりの罵倒するらしい。それもそのはず、悪口がひどいほど豊作になるといわれている。

 

 

栃木県 悪口まつり

そのまんま、悪口を言う祭りである、正式には悪口まつりと書いて「あくたいまつり」と呼ぶ。

 

日本三毘沙門天の一つ大岩毘沙門天では、大晦日から元旦からにかけての恒例行事で、この悪口まつりに参加し、すがすがしい気分で新年を迎えられると言う奇祭中の奇祭だ。

 

 

この悪口まつりは江戸時代から続くもので、悪口まつりは大晦日の晩から元旦未明にかけて、修験者に先導され悪口を言いながら山頂の本堂を目指すというもの。

 

 

ただし、「ぼう」と言う言葉は言うことは悪口は言ってはいけない。(どろぼうとかびんぼうとか)

 

 

栃木県の「悪口まつりは」悪口と書いてあくたいと読むけど、隣県の茨城県に悪態まつりと書いて、「あくたいまつり」と言うものが存在する

 

 

日本三大悪口まつりには入れなかったが、日本三大奇祭の一つに入った茨城県の「悪態まつり」。

 

 

毎年12月の第三日曜日に愛宕山の山頂にある愛宕神社(飯綱神社)で行なわれている。今年は12月21日に開催。

 

悪態まつりがどんなものかというと、参加者が悪態をつきお供え物を奪い合うというもので、祭りの概要を書くとただの「略奪」行為に思えてくる。

 

 

13人の氏子達が白装束と烏帽子を身につけ、天狗になり、16ある天狗の祠にお供え物をしながら、愛宕山の山頂の神社を目指す。

 

参拝者達は天狗に悪口というか罵倒を浴びせ、天狗たちは「無言の行」を行なっているため何も言い返さない。

 

 

天狗に悪態をつくのは体にある罪や穢れを追い出す行為らしい。栃木県の悪口まつりは大晦日にかけて行なうが、この悪態まつりも年の瀬に行なわれる。体の中に払いきれずに残った悪いものを悪口(あくたい)をつくことによって、一つ残らず吐き出し、すがすがしく新年を迎えるためだ。

 

 

参拝者達の天狗の悪口を体の悪いものと一緒に吐き出したら、次の悪態に移る。それはお供え物を奪い合いだ。悪態まつりでは天狗がほこらに納めたお供え物を手に入れると、幸せになると言われ、参拝者同士必死になって悪口を言い合い、悪態をつきお供え物を奪い合う。

 

 

ご利益を手に入れて幸せになりたいと、神頼みの参拝者達の悪口や悪態はすさまじく、祠ごとにご利益の略奪戦は趣向の違う盛り上がりをみせると言う。

 

 

全国を調べてみると、悪口を言う祭りは結構あり、古来より日本人は悪口を言い合うことによって悪いもの、今ならストレス見たいなものを吐き出す場所のひとつだったのかもしれない。

 

参考元
能登町ホームページ
足利市観光協会
TimeOut Tokyo 
ねとらぼ

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